この記事で分かることはこんなことです
転職面接は全体像を把握することも大切
転職面接は一般的には30分~40分程度で実施されます。
面接官も通常業務で忙しいですから、面接内容は凝縮されています。
また、質問内容の一つ一つには意味があり、面接官の質問の意図をくみ取りつつ応答することが何よりも重要です。
自分の職務経歴やスキルがどれだけ素晴らしくても面接の場では、
論理的に、端的に、情熱を持って
会話していきましょう。
それぞれの質問にしっかりと答えることも大切ですが、面接全体のバランスを意識して臨みましょう。
転職面接の一般的な流れ
一般的な面接の場で網羅される質問項目と所要時間についてまとめています。
概ねこのような構成で転職面接は進行していきます。こちらの図をご覧ください。
恐らく違和感はあまりないと思います。(違和感あったら教えてください)
転職面接では色々な質問がされますが、ネガティブな性質や奇をてらったような質問はあまりされることはないと考えて問題ありません。
されても一回の面接で一回程度です。
転職面接での面接官の質問と応募者の回答は、大体一つの質問で3~4分くらいの所要時間に収まることが多いです。
面接官の興味を引く回答であれば、そこの質問項目が長くなります。
ここからは、上の表に即した形式で面接の流れを追ってみましょう。
想定質問の意味合いと、対策(過去記事)を掲載しています。
これさえできれば合格確実?転職面接の質問回答例をご紹介します
①自己紹介 or 志望動機
面接開始にほぼ間違いなく聞かれる質問です。志望動機は面接の中でも超重要項目です。
あなたの略歴含めた基礎情報と、なぜ応募したのかという動機について問われます。
転職面接の基本中の基本であり、ここから転職面接の流れが出来ていきます。
面接冒頭なので、印象もここで決まってきます。
あなたを端的に表す経歴と志望の動機を、分かりやすく印象に残るように伝えましょう。
大切なのは全てを語りつくすことではありません。
その後の面接本編の流れを作るために面接官に興味を持ってもらうための印象付けです。
②&③あなたの強み・弱み 成功・失敗経験についての質問
この質問を受ける前には、自己紹介や志望動機で簡単にご自分のプロフィール(職務経歴)に触れていると思います。
この質問は、それを更に深堀するための質問になります。
あなたのこれまでの職務経歴で重要となる出来事、そこから得たことについてアピールすることになります。
弱みや失敗談といっても、最後は前向きな内容に変換することが大切です。
あなたの職務経歴上の強みをアピールし、今回応募したポジションの適性がありそうだと面接官に感じてもらえるようなプレゼンテーションを心がけるとよいと思います。
④離職期間や転職回数など答えにくい質問
面接も中盤に差し掛かってくると、より突っ込んだ話になります。
多少ネガティブな質問を受けても仕方ありません。そこは冷静に返すことが大切です。
ネガティブな質問を受けた時にイヤな気持ちになることがあると思います。なぜそのような質問をするのか理解できないかもしれません。
しかし、大切なことは平常心で丁寧に返答することです。覚えておいてほしいことがあります。
面接官はやみくもに意地悪をしているわけではありません。
履歴書や職務経歴書は事前に目を通しているので、あなたが何回転職しているか、離職期間の長さなどは事前にチェックしています。
その上で、書類審査を合格させて面接に招待していることを忘れないでください。
転職面接でよい候補者であることが確認できれば内定を出すつもりなのです。
面接官はあなたの受け答えを見たい・聞きたい・知りたいだけなのです。
落ち着いて返答すればよいです。一つ気を付けて頂きたいのは、
ネガティブな質問は早めに終わらせる
ことが大切です。
答えにくい質問には、過度なウソをついたり装飾するのは逆効果です。
淡々と、『手短に』そして『追加質問を頂かないように』答えていきましょう。
⑤キャリアプランについての質問
将来の自分のなりたい姿について質問されることは結構あります。
現場面接も、人事面接もどちらもあると思います。
あなたが応募企業で実現したいことを思いっきり伝えることが大切です。将来のことなので、多少の不確定要素があっても、夢でも大丈夫。
採用側としては、応募者に対してはのキャリアビジョンを知りたいという意図のがあります。
その他には、応募者のキャリアプランが実現できる配属が可能なのか、会社としての土壌が整っているかということも気にかけるようです。
⑥事前に予測することが難しい質問
決してトリッキーな質問のことを指しているわけではありません。
転職面接では、あなたの過去の職務経歴や応募している業務内容(ポジション)の話を進めていきます。
その話の流れの中で面接官が疑問に思ってことや、応募者の考えを知りたいと思ったことについて質問を受けるケースがあります。
いわば面接官ですら事前に想定していなかった質問である可能性があります。
業務の困りごとや課題解決などの質問であることが考えられます。
また、応募者の論理的思考能力や仕事のスタンスを確認するための質問である場合があります。
転職面接の中では『応用問題』に属する質問で、焦ることも多いです。
分からないことを無理して答える必要はありません。
寧ろ、落ち着いて質問の意図を確認しながら答えを探していくというスタイルの方が精神的にも相手に与える印象もよい場合があります。
⑦応募者に主導権が与えられる逆質問
転職面接の中で応募者に唯一与えられる主導権がある時間、それが逆質問の時間帯です。
現場/人事面接問わずこの逆質問の時間はあると考えて下さい。
色々な情報サイトでも言われていますが、『質問が全くないです』という状況にならないようにしましょう。
ある程度事前に逆質問を準備しておき、面接の流れの中で得た情報をミックスさせながら質問をするのが良いと思います。
また、面接の中で得た事後自身の理解を踏まえながら質問をすると、単なる出来合いの逆質問にはなりません。
逆質問以外の面接質問項目の対策で手一杯になる気持ちはよく分かります。
しかしながら、この逆質問の時間をうまく使うことができれば、面接後半の流れを一気に良い方向へ導くことも可能です。
いかに応募職種や応募企業のことを深く考えているかということをアピールすることで、志望度合いの高さ(攻め)を証明できます。
また。しっかりとし逆質問をすることで入社後のギャップを事前に少なくする(守り)ことにもつながります。
逆質問は、転職面接における攻めと守りを同時に実行できる有効な時間なのです。
⑧事務的な質問など
さて、転職面接もいよいよ最終局面です。
事務的な質問に入ると面接としてはほぼ終了です。企業によっては、確認項目が決まっていて、概ね以下のようなことが聞かれます。
大切なことは気を抜かずに最後まで集中力を維持することです。
合否結果までの日数なども質問してもよいでしょう。たまにこの質問項目に合格サインが隠れていることがあります。
合格サインについてはこちらをご覧ください。
転職面接のその他で気を配っておきたいこと
長くなりましたが、転職面接の一般的な流れと質問項目への対策記事を掲載しました。
ハッキリ言って、この記事の内容が網羅できれば転職面接は非常に高い確率で成功するはずです。
面接の一つ一つの質問にしっかりと答えられることも大切ですが、面接の流れを把握し、キャリア採用に相応しい社会人としての立ち振る舞いも意識しながら面接に臨むことが出来れば文句なしだと思います。
面接の直前に読んでほしい記事などはこちらです。
わたしの転職面接惨敗記
こんな記事を書いていますが、私も転職面接では数々の失敗をしています。
私の転職面接の惨敗記です。笑ってやってください(笑)
まとめ
友人や家族との会話、仕事の商談などと同様に、転職面接にも話の流れや雰囲気といったものがあります。
転職面接の一般的な流れを頭の中に入れておきながら、一つ一つの質問に丁寧に答えていきましょう。
質問の内容と、タイミングを事前に知っておくだけでも今面接のどこの過程にいるのかが分かるはずです。
全体の流れを把握しながら、初めから最後まで落ち着いて臨めたらいいですね。
・初めの質問にしっかりと答えることで、良い流れを作り出しましょう
・イヤな質問でも焦らないで。あなたは合格する可能性があるから面接に呼ばれている
・面接後半の逆質問には流れを好転させる可能性がある
・事務的な質問にも、合格サインが隠されていることがある
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