強みと弱みの質問は華麗に返し、転職面接のペースをつかむ!

自己PR・強み

この記事で分かることはこんなことです

・転職面接の強みと弱み どんなことを答えればいい?
・新卒採用とは大きく違う、キャリア採用で求められる強みと弱みの内容
・成功体験や失敗談と絡めて、転職面接に占める重要性が高い

転職面接の質問四天王? 『自己PR』『強み&弱み』『成功体験』『失敗談』

このところ自己PR、成功体験の対策を記事にしております。(※追記:失敗談も記事にしています)

いずれも面接序盤から中盤にかけての必須質問項目で重要度は『高』です。

【転職面接】重要記事:最強の自己PR法教えます
自己PRは職務経歴書でも転職面接でも必須の項目であり志望動機に匹敵するくらい大切な項目です。自己PRが成功すると転職面接の最大3割があなたに有利な時間になります。自己PRは面接成功の鍵なのです。この記事ではそんな自己PRの重要性と組み立て方についてお伝えします。
最強の成功体験アピールで転職面接の流れはあなたのものに!
前回は自己PRについてまとめました。転職面接において自己PRからより具体的な話へ発展する質問が『成功体験を教えてください』というものです。質問の意図を知ることで共感を呼ぶ成功体験が語れます。面接官の心を掴み、転職面接中盤からの流れを一気にあなたのものにする最強のアピールの仕方をお伝えします。
【転職面接質問】あなたの失敗談について教えてください
転職面接の場において、成功体験の話の逆バージョンとして失敗談を問われることがあります。この質問の意図はいったいどのようなものでしょうか。そもそも失敗談を準備する必要なんてあるのか、と考える人もいるでしょう。今回はその質問の意図を探り、意図に即した回答例も併せてご紹介します。

この自己PRや成功体験などと併せて質問されることが多いのが今回のタイトルの内容『強みと弱み』です。

『あなたの強み、弱みについて教えてください』

『強みと弱み』性格的な話をすべきなのか? 質問の意図を知る

結構色々なサイトで強みと弱みは何を書けばいいのか、という議論が活発にされています。

私が見聞きするのはこんな内容が意外と多いです。

・強みと弱みは性格的なことに触れるべし

・強みの反対が弱みというべし

例えば、

私の強みは、几帳面で丁寧なところです。

どんな仕事でもじっくりと時間を掛けミスなく完璧に仕上げることが得意です。

反面私の弱みは、丁寧な故にスピード感にやや欠けるということです。

スピード重視の仕事でもやはり丁寧で慎重であることを意識する部分があります。

こんな具合です。

性格的な側面を強みと弱みとして説明するケースで、強みと弱みが表裏一体になっているパターンです。

この手の話を至るところで見聞きすることがあります。なぜでしょうか?

私の思うところ、学生の方の就職活動でよく聞かれる質問ではないかということです。

確かに学生の方でアルバイト以外の仕事の経験がある方は少ないと思います。

こうした状況を前提に強みと弱みの話をする場合、性格的な話になることは理解できます。

その名残が中途採用の転職面接にも残っているのかも知れません。

きちんとした情報を掲載して頂きたいものです(←珍しく強気)

チキ
チキ

学生じゃないんだから、転職面接の強みと弱み、しっかりとビジネスの話で白黒つけましょう

ここのポイントを見誤っていると転職面接は大失敗します。気を付けるポイントを見ていきましょう。

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学生の新卒採用とは違う、キャリア採用の『強みと弱み』の意味合い

キャリアとしての中途採用の転職面接は、第二新卒枠以外は基本的に『即戦力足りうるか』という観点で繰り広げられます。

チキ
チキ

この人はすぐに戦力になってくれそうか

当社の文化や周囲の社員と馴染めそうな人か

という視点で見ているということです。

もちろん、自分の性格の特徴は仕事に現れることになります。

それは転職後の話です。

キャリア採用枠で応募する皆さんは、転職面接の場では性格をメインで話すのではなく、実務的な強み弱みを優先的に話すべきです。

もちろん、実務的な強みと弱みからあなたの良い人柄が醸し出される

より(・∀・)イイネ!! かもしれません。

学生時代に新卒採用面接に熱心に取り組んできた方ほど陥りやすいポイントでしょう。

そして、強みと弱みは表裏一体である必要は特にないです。

寧ろそういうことを前提に質問をされたことは一度もありません。

強みの反対は弱みなんて、ビジネスの世界ではあまりありません。そんな左右対称な世界ではないことは皆さんであればよくご理解頂いていると思います。

では、実際にサンプルを用いて考えてみましょう。

(ご参考)強みと弱みのサンプル回答

まずは強みです

私の強みは『調整力』です。これまで100人規模のプロジェクトの営業担当として多数参画してきた経験があります。プロジェクトは顧客、パートナー、自社の利害関係が複雑に絡みます。

その中で、各社の立場立ち位置を営業という視点から客観的に見つめ、長期間のプロジェクトの中で何度も生じる利害関係が不一致する場面に立ち会い、粘り強く調整をしてきました。

妥結点や新しいやり方を関係者と話し合い、目標意識を共有することでプロジェクトを何度も成功させてきました。

こうした経験から多数の関係者が関わる仕事を推進していくことができると考えています。

私の強みはチーム力を高めることです。常にチーム全体での成果を意識し、仕組みづくりを考えています。

特に新人育成には力を入れてきました。私が新卒の頃から抱いてきている疑問や年齢に応じた悩みなどを、自分が中堅社員になった時を想定して10年以上記録してきました。

その内容をケースごとにまとめマニュアル化し、チーム全員と共有しています。

そのマニュアルをチーム全体で更新することで、新入社員の育成業務を平準化し、早期の戦力化を実現してきました。

続いて弱みのサンプルです

私の弱みは製造業界の製造現場の知識が薄いということです。これまで同業界向けに●●という分野の製品を販売してきました。

広く製造業と付き合いがありますが、●●という製品は主に人事部で利用されるものであり、実際のモノづくりの現場との接点は多くはありませんでした。

今後は●●に加え、製造現場で利用される▲▲という製品知識も習得し、実際の製造現場に提案活動の機会を増やすことで現場知識の向上に努めていきたいと思います。

特に弱みの話をする場合には注意が必要です。

弱みのエピソードを話をした後に必要(面接官の意図)になることがあります。

それは、弱みをどのようにして乗り越えたかという経験です。

突拍子もない答えが求められているわけではありません。ありのままに淡々と答えればよいのです。


面接の先を読め!強みと弱みの話の後にあるもの

割とライトになりがちな『強みと弱み』質問

形式的な質問だからかも知れませんが、強みと弱みはセットになっているからなのか、他の記事で紹介しているような自己PR、成功体験や失敗談ほど話が重たくなりません。

それゆえ、強み弱みの話は、面接官に深堀してもらえるようなエピソードをしっかりと準備しておきましょう。

それが、他の記事で紹介している成功体験や失敗談だったりします。

これらのエピソードはより実務的であり、実際の業務を想定して面接官と深い話になる可能性が高いからです。

それゆえ、本記事の内容はより深いキャリア面接の質問の呼び水だと考えるべきです。

強みと弱みの話で相手の興味を引いて、より転職面接に相応しい深い会話を引き出すことを意識しましょう。

自己PR、強みと弱み、成功体験と失敗体験のコンボになる可能性は高い

実際の転職面接では自己PRからの成功体験や失敗体験、強みと弱みからの成功体験と失敗体験に話が発展することは多いです。

面接序盤から中盤にかけてのオーソドックスかつその後の流れが形作られやすい質問ですので、しっかりと対策を行ってください。

強み&弱みー成功体験
強み&弱みー失敗体験

このコンボに発展する可能性はかなり高いです。

転職面接の一般的な所要時間が30分程度だと言われています。

この流れになると、5分~6分位は話が膨らむ可能性があります。実に全体の1/6~1/5を占める時間です。

確実な準備でこの時間帯があなたに有利になります。

是非しっかりと準備をして、転職面接の主導権を握ってください。



まとめ

・強みと弱みは転職面接必須質問項目
・性格的ではない、実務的内容で強みと弱みを説明しましょう
・強みの反対は弱みである必要はない
・強み&弱みはライトな話になりがち。その先にある実務的な会話を引き出そう
・成功体験や失敗体験とコンボになる可能性があり、転職面接の25%を占める可能性がある

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