この記事から分かることはこんなことです
そもそも失敗談って用意しないといけないのか?
転職面接ではしばしば失敗談について問われることがあります。
この質問はなぜ行われるのでしょうか?
『大きな失敗をしたことはありません』
と答えたり、
『●●●(仕事に関係ないことや凡ミスなど)で失敗しました』
という答えは、『失敗』となります。
今回の記事ではあまり答えたくないであろう、この失敗談について質問を受けた時の答え方について見ていきたいと思います。
面接で失敗しないために、どうぞお付き合い頂けると嬉しいです。
質問には必ず意図があることを理解しましょう
失敗談に関する質問は高確率で聞かれます
この答えにくい質問ですが、ハッキリ言ってかなりの高い確率で聞かれます。
面接官が現場責任者の時に特によく聞かれる質問です。
つまり、実務に関することを知りたいということですね。
あまり振られて気持ち良い質問ではないかもしれませんが、そこは面接。それなりに意味はあります。
冒頭に書いたように、
『大きな失敗をしたことはありません』
『●●●(仕事に関係ないことや凡ミスなど)で失敗しました』
などという答えは、回答として不適切です。
なぜなら、面接官の知りたいあなたの情報が全く見えてこないからです。
また、面接官によってはこのような印象を持たれることがあります。
今まで失敗したことがないなんてあり得ない。実務経験が乏しいのか、性格が高飛車なのか・・・?
こう思われてはもったいないです。
面接官はあなたの〇〇について知りたいと思っている
転職面接では、成功体験についての質問をされる機会も多いです。
成功体験を実現したプロセスや、困難を乗り切った経験、そして最終的に会社にどのように貢献したかということが確認されます。
成功体験につながった原因となるあなたの仕事のスタンスや、問題対応力などを確認しながら職務適性が測られることになります。
失敗談についての質問は、成功体験とは真逆の質問です。
しかし、面接官がその話から本質的に知りたいことは実は同じなのです。
聞き方が違うだけで、知りたい答えは一緒ということです。
面接官はあなたの過去の失敗談からこのような事を知りたいと思っています。
この3点です。
私は以前お客様に原価がしっかりと入った見積もりをメールで送付したことがあります。
喉から心臓が飛び出そうなほど焦りました。
本当にこの行為は失敗中の失敗で、しかも私の場合一度ならず3回位はやっちゃっています(汗)
営業失格!(笑)
これも立派な失敗談で、以後メール送信するときの確認や、Excelファイルの非表示をチェックしたり、対策は考えました。
ですが、面接官が聞きたいことはそういうことではありません。
こういうことを意図して質問していると考えてみて下さい。
成功体験との逆のプロセスで、あなたのこれまでの経験を違う角度から聞いているということです。
問題 → 対処 → 結果 という分かりやすい落ちをつけながら回答を考える必要があります。
そして、失敗は失敗で終わったのではなく、何らかの形で解決したという結論で締めくくれるエピソードにしましょう。
失敗談のサンプルをご紹介します
以前私が面接時に実際に話をした失敗談をコンパクトにした内容を記載してみます。
失敗談を準備するための効果的な質問
成功体験も失敗体験も、仕事の一環の話です。
面接のかしこまった場で質問をされると難しく考えてしまうかもしれません。
しかし、要は通常の仕事と同じで以下のようなことを話に盛り込めばよいのです。
このポイントを踏まえて失敗談を準備してみて下さい。
きっと面接官の知りたいポイントを押さえた立派な失敗談(笑)が完成するでしょう。
以前にこんな記事も書いています。
まとめ
・失敗をどのように克服して、どう今の仕事に活かしているのかを考えましょう
・失敗談も成功体験も面接官の聞きたい本質は同じことです
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