この記事で分かることはこんなことです
コネ採用でも落ち続ける、転職面接惨敗記録の後編
前回の続きです。
これまで様々な面接を受けてきた筆者ですが、リファラル採用という推薦入社枠を利用していくつか面接を受けました。
結果は惨敗でした。
大変すばらしい制度なのですが、そのメリットを享受することができなかった男の面接惨敗記録の後半です。
本編の前に、前回の記事はこちらです。
2社目:国内大手IT企業
またもやってきたリファラル採用の機会
前回不合格となった前職の会社で私の後輩として働いていたW君が私の訃報を聞きつけて連絡してきました。
チキさん、●●(←前の会社)落ちたってまじっすか?
ありえなくないっすか?
もしよければうちの会社受けてみます?リファラル採用枠で申請してみますよ!
お~、頼むよ!
W君とは前職での付き合いも長く、その後互いに外資系の他社に転職しました。
W君が転職した先の外資系企業は、それはもうすさまじい激務な環境で彼は一時期死にそうなほどにボロボロになっていました。
その時に私が彼を当時の会社にリファラルしたのです。
色々ご縁の問題で話は流れたのですが、彼は現在の会社に無事転職したのでした。
業界の中でも大手の優良企業です。
W君はすぐに推薦書を書いてくれ、上司の承認を取って人事に提出。
内容が承認され、面接のステージになりました。
個人的に特におすすめしたいリファラル採用の利点
カジュアル面談を有効活用しよう
事前にW君から仕事の内容は聞いていました。
チキさんならうちの会社全然余裕で仕事できますよ。
だいたい僕よりも仕事できるんですから(笑)
さり気なく持ち上げてくれるナイスな後輩(笑)
職務内容を聞いても全く不安はなく、全然できそうだという感触でした。
そのまま面接に進んでもよいということでしたが、せっかくなのでリファラル採用ではよくやっている『カジュアル面談』を受けさせていただくことになりました。
個人的にはこのカジュアル面談は非常に有効性を感じます。
もし機会があれば是非利用させてもらって下さい。
ということで、早速人事担当者の方にコンタクトし、面談の場をセッティングして頂きました。
カジュアル面談にはいいことしかない
さてこのカジュアル面談、実際にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ポイントをご紹介します。
一点注意があります。
カジュアル面談は採用ルート・選考対象とは関係ありませんと謳われていることが一般的です。
また、当日の服装もスーツでなくても結構ですという案内を頂くことが多いです。
しかし、選考は始まっています。
気を抜かずにスーツを着用し、面接の一環だと思って臨んでください。
相手があなたのために時間を使っているという事実を考えれば意味は分かって頂けると思います。
カジュアル面談の雰囲気や進行
カジュアル面談は一般の面接と違い、人事担当者が会社案内や業務の説明を行ってくれます。
また、現在募集中のポジションの内容についても説明をしてくれます。
その名の通りカジュアルな雰囲気で話は進んでいきます。
応募者の希望の職務内容のヒアリング、また職務経歴の確認なども行います。
面接に臨む前の事前の面談としては非常に有効です。
あなたのスキルチェックなどもその場で行ってくれるのでマッチ度合いが高くなります。
また、カジュアル面談の実施により面接やWeb試験の一部が免除になるケースがあります。
カジュアル面談の結果は?
カジュアル面談は順調そのものでした。
スキルや経験は申し分ありません。面接も全く問題ないと思います、ということでした。
うれしいお墨付きを頂き、前回の傷が少し癒されたように感じた私(笑)
チキさんなら大丈夫ですから、当日はリラックスして面接に臨まれて下さい。
とまで言って頂きました。まぁ、実際の面接官はこの方ではないのですが・・・
慎重派な私はここで油断したりしません。
絶対受かる!!!
そう思い、猛烈な勢いで企業研究と面接対策に取り組みます。
いざ、転職面接へ!
人生最高の手ごたえを感じた転職面接
最高の状態に仕上げた面接当日の私。
いつもの神社へのお参りもしっかりと行い、いよいよ面接に臨みます。
先方は配属先事業本部長と人事部長。前回と同じ役職です(笑)
面接の内容は全て想定そのものでした。
一つだけ難しい質問がありましたが、私の返答には納得頂けたようでした。
面接は全くもって無事に終了しました。(トータル45分)
人生成功の面接だ!!
そう感じたほどの過去最高の面接の出来栄えでした。
何日たっても届かない面接結果
翌日から面接結果を待ちます。
しかし、2日、3日・・・・待てども待てども連絡が来ないのです。
後輩のW君も心配しています・・・・
そして、なんと1週間も待たされてきた連絡は、渾身の・・・
『不採用』
後輩はキレてました。キレて、会社を休んだそうです。。。。
なぜ、受からなかったんだ・・・
想定外の不採用理由 それは〇〇〇だったから!
後日後輩W君は事業部長になぜ私を落としたのか、スキルや経験は全く問題なかったはずだ!と詰め寄ってくれたらしいです。
そして、その理由を聞いたということで私に連絡をくれました。
そして、その衝撃の不採用理由ですが・・・・
なんか気に食わなかった・・・
一緒に仕事をしたいと思わなかった・・・
愕然としました。
あれだけしっかりと対策をしたのに、なんだったんだ・・・気に食わないって・・・
そんな理由で不採用になることもあるんです。
転職はつくづく縁ですよね。
スキルも経験もOK。ただ、なんか気に食わない・・・
悔しくて泣きましたよ・・・
3社目:日系ITベンチャー企業
ひっそりと、私を待ってくれるベンチャー企業
私が転職活動を開始し始めてから、私のことをじっと待っていてくれる会社がありました。
そう、それは友人が営業本部長を務めるあるITベンチャー企業でした。
うちに来ないかと以前から誘われていたのです。
先に1社目と2社目のコネクション採用の件があったので、順番的にその結果次第でお願いするかもということで話をしていました。
その会社はあまり詳細は書けませんが、あるIT技術の面で非常に大きく市場をリードしている会社です。
将来性は有望でした。
大手中心に受験していた今回の私の転職活動の中で、唯一興味を持ち入社することを考えた企業です。
そろそろ転職活動を終わりにしたいということもあり、そのベンチャー企業を受験することになりました。
やっと手にした内定
この会社のセールス採用については友人が権限を握っていました。
既に私の事は入社意思を表明したタイミングで社長にも許可を取っているということで非常に素早く段取りをして頂いていました。
面接といっても、具体的な職務内容の取り決め、私のポジションや年収決定、入社日などの取り決めでした。
それが終わった後、その週の金曜日にメールで採用通知を頂きました。
悲願の内定GET!!
正式なオファーレター(採用通知書)の発行は週明けの月曜日発行するとのこと。
そう言われたので月曜日を待つことに。
ただ、金曜日に友人は一つだけ気になることを言っていました。
月曜日の朝に社長から話があると言われていると。
詳細は書けませんが、翌月から社員数が大きく増える計画があると言っていました。
その件絡みで、人員構成の話ではないかということでした。
私は友人が忙しそうだったので、正式なレターは月曜日でなくてもいいよと伝えました。
普通あり得ないような大どんでん返しが待っていた
さて、月曜日になりました。先日あのようなことを言ったものの、心の中では正式レターが届くのを待っていました。
そして、その日の昼。
今でもあまり書きたくないですが、友人から電話がかかってきました。電話に出ると、何やら声色が変です。
私はその瞬間悟りました。
事実上の内定を出したが、会社の方針が大きく変わることになり、内定を取り消しとさせてほしい
2社目に続き3社目も・・・
しかも、採用とメールで送っておきながらの週明けの取り消し。
色々とあり得ないです。
普通では考えられない状況に震えました。
この経験で学んだこと、本当の転職活動の始まり
今回は通常ルートとはかなり違う特別採用枠(最後の面接はかなりイレギュラーですが)で受験した私の面接惨敗の軌跡をご紹介しました。
書いていて切ない(笑)
つくづく転職というのは縁だと思います。
スキルや経験に何も問題がないと言われても、そのほかの面で落とされることがあります。
なんと、内定出ても取り消されることは初めての経験でした。
全てのベンチャーがそんな会社ではありません。
しかし特に最後のベンチャー企業の内定取り消しの件はショックでしたが良い勉強になりました。
良くも悪くも社長が絶対存在なんですね。
あれだけ、熱く今後の仕事について語った友人は、とても気まずそうでした。
もちろん、私も再就職が決まりとても喜んでくれましたし、私は彼に感謝こそすれど恨んだりはしていません。
もちろん今でもよい関係です。
転職活動は思いもかけぬことが起こります。
どんなに実力があったとしても、入社意欲があったとしても、ご縁がないところには入社できないのだな~とつくづく思いました。
この3連続の面接不合格の経験は、その後の本気の転職活動に結び付きました。
結果として無駄なことは一つもありませんでした。
たくさんの方に支援して頂きました。
結果は実を結ばなかったけれど、周囲の仲間のやさしさと思いやりを感じることができ、貴重な思い出になりました。
まとめ
・縁がないところは意外な理由で落とされることもあります
・最後まであきらめなければ、きっとうまくいきます
・めげずにやっていきましょう
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