【転職活動の始め方】どのように貢献できるか視点を持つことでヒカル応募者になる

はじめての転職活動

自分はスキルも実績も申し分ないはずなのに、書類選考すら通らない・・・

転職活動を始めて間もない時にこのような悔しい思いをする方も多いと思います。

特にこれまで実績やスキルを磨いてきた人は、自分の市場価値が思った以上に低いと愕然とするかもしれません。

この記事はそんな方の意識を変え、書類審査や転職面接の合格率を上げるための記事となっています。

キーワードは、

にっこりチキ
にっこりチキ

わたしの●●の経験が御社に✖✖の形で貢献できると思います

それでは、張り切っていきましょう~!

この記事で分かることはこんなことです

・仮説を立てることの重要性
・過去の実績よりも、未来志向をもった話し方を
・やってきたことよりも、それを活かして何が出来そうかを考える

書類内容や転職面接での受け答えが実績の説明になっていませんか?

実績やスキルがあるのに受からない理由

実績やスキルは十分だと転職エージェントにも言われている、だけど合格しない・・・

その最大の理由は、職務経歴書の記載内容や面接での受け答えが『過去の実績の説明に終始している』可能性があります。

人気のある企業であればたくさんの応募者がいて、スキルや経験値が高い人もたくさんいるはずです。

ある意味採用する企業側からすると、応募要件を満たしていることは当然のことであり、過去の実績やスキルはあって当たり前だと考えています(ちょっと手厳しい言い方ですが・・・)

その中でキラリとあなたの書類を光らせるためには、実績やスキルの羅列だけでは足りません。

その実績やスキルを利用して、『どのように企業に貢献できるのか』を説明する必要があります。

企業のニーズについて『仮説』を立てる

求人票や企業のホームページなどを見て、その企業がどのような活動をしているのか仮説を立てることがまずは大切になります。

セールス職であれば、個人向けと法人向け、新規開拓とルート営業では求められるスキルやスタンスが大きく異なってきます。

まずは、求人票を見て、その企業がどのような生業をしているのか、取り扱っている製品はどのようなものなのか、また組織的な動きはどうなっているのか、仮説を立てることが必要です。

求人票を基にした仮説の立て方については別の記事で詳しく説明をしています。(実際の求人票のサンプルを基に解説をしています)

以下のようなポイントについて、一度確認をしてみて下さい。

①創業してからの年数は長い?短い?
②取引先はどのような企業が多いですか?
③業績の傾向はどのような感じですか?(緩やかな成長・急激な成長など)
④人数はどのくらいですか?
⑤平均年齢は何歳ですか?
⑥扱っている製品はどんなものでいくら位のものですか?

例えば上記のような点について、私であれば以下のような仮説を立てます。

①老舗であれば伝統や古い社風、創業が浅ければ自由なアイディアや自発性が求められる
②大手企業が取引先であれば、商談期間が長い。中小や個人向けであれば訪問件数や担当社数が多く求められる
③業績の傾向が急激であれば、毎年(毎月)のノルマがかなり高い
④人数が少なければ業務範囲が広い傾向にある
⑤平均年齢が若ければ活気のある職場、ノリがよい社風かもしれない
⑥安い製品は販路開拓や訪問件数が重要、高い製品は専門知識や信頼性が必要

仮説を整理してみる

上記のような仮説を立てたらそれを整理してまとめてみましょう。

求人票や転職エージェントからの情報、企業のホームページなどの情報源を活かしながら情報に対する仮説を整理してみます。

さて、整理した仮説はどのようなものだったでしょうか?

今度はその仮説に対する自分の経験を対応させてみます。

自分の経験やスキルがどのように企業に貢献できるかを考えてみる

例えば、求人票の内容に記載されているスキルや経験の一つに『マネジメント業務』があったとします。

その企業をよく調べてみると、平均年齢が32歳と若く、従業員数は200名程度の企業だったとします。

この規模の企業であれば、マネージャー(課長クラス)は4~5人程度のマネジメント業務を担当することが多いです。

また、部下は20代で新卒を受け持つ可能性も高いです。

もし、あなたが課長としてマネジメント業務をしていた経験があったとして、職務経歴書に

・ライン課長として5名の組織マネジメントを3年間経験
と書いていたとしましょう。

もしこの求人票に応募するのであれば、以下のような書き方をしてみるとよいです。

・マネージャーとして、常時5名程度のスキルと経験がほとんどない20代前半の若手社員の育成業務を3年間経験

いかがでしょうか?こちらの書き方の方が明らかに企業の求める人材の仮説に対する答えになっていると思いませんか?

このように、立てた仮説(企業のニーズ)に対してどのように貢献することができるかということを意識した書類の書き方をすると他の応募者の職務経歴書とは一線を画した内容になるはずです。

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転職面接の場でも企業のニーズにどのように貢献できるかを説明する

過去の実績を基に、どのような形で貢献できるかということを説明する

実際の転職面接の場でも、同様の事が言えます。

これまでの実績やスキルの説明ではなく、その経験やスキルを活かしてどのように貢献することができるかということをアピールしましょう。

キューピー
キューピー

御社では若手社員の戦力化が急務だと考えています。

私は前職でマネージャーとして新入社員含めた若手の育成業務に注力していました。
具体的には●●という仕組み作りを行い、社員の早期戦力化を・・・・・

転職面接では仮説を検証してみても面白い

転職面接のステージになれば、あなたの理解度についても企業は知りたいと考えています。

事前に調査した情報、実際の面接の場で得た情報を基に仮説(自分の理解)を立て、それを基に実績のアピールや『逆質問』をしてみるとよいです。

上手くいけば面接の密度がグッとアップすること間違いありません。

転職質問でほぼ必ず設けられる『逆質問』の時間帯も、あなたの仮説をもとに面接官と深い話ができるチャンスです。

大切なポイントは、自分の理解を先に伝えて質問をすることです。

逆質問については別の記事で詳しくご紹介しています。


まとめ

スキルや経験も申し分ないのに書類通過しない、面接で落とされまくる・・・

考えられる理由の一つについて深堀してみました。落ち続ける時には実際に落とされた理由を聞いてみるのも手です。

転職活動に慣れてきた人で、転職が中々決まらない方向けの違う角度から見た理由をまとめた記事もあります。

ということで今回の記事のまとめです。

・実績やスキルの説明だけでは面接官は納得してくれません
・大切なのは『どのように貢献できるか』を説明することです
・企業のニーズに対して『仮説』を立て、それに自分の実績を当てはめてみて下さい

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