転職活動が上手くいかない無限ループにハマっている人はいませんか?
人間は失敗が累積してくると、思考力や判断力が落ちます。そのため、同じことを無意識に繰り返し失敗体験だけが積みあがってしまうことがあります。
転職活動が上手くいかないのには原因があるのです。
その原因を知れば、改善方法が見つかります。
改善方法が分かれば確実に内定が近づきます。
改善方法は転職面接のステップごとに異なります。
今回は転職活動が上手くいかないステップ別の原因をご紹介します。
この記事で分かるのはこんなことです
まずは改めて転職活動の選考過程をおさらい
キャリアの転職活動には、大きくいくつかのステップがあることはこの記事にたどり着いた皆さんなら当然ご存知だと思います。
しかし、何事も基本が大切です。今一度、分かっていたとしても転職活動のステップについて見てみましょう。
こちらが一般的な選考フローです。
企業によっては筆記試験が2回あったり面接過程がもう一段階あることもありますが、概ねこのステップだと考えてよいでしょう。
それではあなたはどこのステップでつまずいていることが多いでしょうか?
転職活動の書類選考ステップで落ちることが多い
実はこのステップが一番の壁であることが多い
実はこのパターンの人は多いと思います。
特に30代後半~40代の求職者の皆さんは結構経験していませんか?
そして、書類選考で落ちたことで落ち込んでしまう・・・自分は転職できるだけの能力がないのではないかと悩むこともあるでしょう。
書類選考に全然通らないので転職活動をあきらめる人も多いです。
しかし、安心して下さい。書類選考でつまずく人が一番多いのです。あきらめるのは早いです。
書類選考の通過率は10~20%と言われています。
転職エージェントから、30代中盤以降はたくさん申し込んでくださいと言われる理由はここにあります。
因みに筆者は(30代後半&無職期間7か月&転職期間4か月)狙い撃ちで受験して転職成功しています。
では実際にどのようなことが原因なのでしょうか?
職務経歴書などの書類の書き方に問題がある
まず考えられることがこれです。職務経歴の棚卸が十分でないとそもそも職務経歴書を作成することもできません。
職務経歴の棚卸は十分にしていますか?その結果作成した職務経歴書は第三者に添削してもらっていますか?
転職エージェントを利用しているなら、必ず添削をしてもらって下さい。
職務経歴書は初めから完璧なものはできません。何度も何度もブラッシュアップしてこそ、磨かれていくものなのです。
職務経歴書に関する記事はコチラをご覧ください。
また、書類審査にどうしても通らないのなら、応募する企業ごとに職務経歴書の内容をカスタマイズしてみて下さい。
例えば、スペシャリスト職種の求人であれば専門性をアピールし、マネージャー職種であればマネジメント経験を厚めに書いて下さい。
また、職務経歴が多いのであれば、直近の職務経歴から詳細に記述してみるのも手です。
A4用紙2枚に収まらないのであれば、4枚に広げてみても問題ありません。
漠然とした職務経歴ではなく、詳細の内容を定量的に客観的事実を基に記載してみて下さい。
職務経歴やスキルが募集要項にあまりマッチしていない
これには大きく理由が2つあります。
一つ目は非常に競争倍率の高い企業ばかりに申し込んでいること。
二つ目は募集要項とあなたの経験にミスマッチがあること。
業界と職種が同じというだけでは、30代40代の転職活動では書類審査は通りません。
逆に、業界職種が違っていても、これまでの経験を応用できる可能性があれば書類審査も通る可能性が高いです。
競争倍率が高い企業ばかりに申込みをしている場合は、足切りもあります。例えば転職回数や学歴などです。それが原因で落ちているのならある意味それは仕方がないことです。
募集要項とあなたの経験やスキルに差があることが原因で書類選考に通過しないのであれば、書類通過する方法は二つあります。
一つ目は、職務経歴書上でこれまでの経験が募集要項に活かせることをアピールすること、二つ目は自分のスキルと経験によりマッチする求人に応募することです。
転職エージェントにも意見を求めるとよいでしょう。
転職エージェントもあまりマッチしない求人でも紹介してくることがあります。
エージェントに紹介された案件に申し込んでいるのに書類審査すら通らないと嘆くこともあるかもしれませんが、その理由について直接訪ねてみることで新たな発見があるかもしれません。
書類選考で落ちることが多いあなたにこんな質問
一方自分に合った求人情報が中々見つからないという方もいると思います。
そこがお悩みであれば、以下の記事を参考にしてみて下さい。
転職活動の筆記試験で落ちることが多い
これはあまり聞くことがありませんが、確かに転職者用のSPIを導入している企業もあります。
書店に行くと転職者用のSPIの問題集がありますので、一冊やれば対策は十分です。
私が利用した転職エージェントの担当者曰く、筆記試験で落ちる人は一定数いるようです。しかし、それは対策をしていないだけで、多少勉強すればそんなに問題になるようなことはありません。
もし筆記試験が不安なのであれば、応募企業の人事担当者もしくは転職エージェント経由で筆記試験前にテスト形式について教えてもらいましょう。
また、Web試験であれば、一次面接の前後のタイミングでメールで受験用のURLが送られてきます。
そのURLをインターネットで検索すればどのような形式の試験かおおよそ見当がつくことが多いです。
転職活動の一次面接で落ちることが多い
転職面接の最難関である現場責任者との面接
多くの企業の一次面接は現場(配属先)責任者主体の面接になることが多いです。
ベンチャーなどはいきなり社長が出てくることもありますが、通常は配属先責任者(+人事)が面接官を務めることが多いと思います。
もし人事部担当者が同席していたとしても、基本的には現場責任者がOKを出せば面接は合格します。
したがって、現場責任者に対してこれまでの職務経歴やスキルをしっかりアピールしましょう。
一次面接が最難関である企業も多いです。
一次面接(現場面接)で落ちる理由は様々
こればかりは非常に幅広い要素があります。
落ちる理由は転職エージェント経由でフィードバックを受けた方がいいでしょう。
とはいえ、不合格になる要素はスキルや経験によるものと、フィーリング(面接に臨む態度や情熱)などによるものと言えます。
仮にも書類審査をパスして一次面接の場に招かれているわけですから、面接にたどり着くだけでも十分にすごいことです。
それでも不合格になるにはやはり理由はある訳で、いかにその理由を探る質問を用意しました。
一次面接で落ちることが多いあなたにこんな質問
論理的かつ客観的、そして熱意を持つことが大切
一次面接は一番気合いを入れて受験すべきステップです。
このブログもその多くの記事はこのステップを通過することを意識しています。たくさんありすぎて全部照会できませんが、参考までにこのような記事があります。
詳しく知りたい方は、当ブログの
転職活動の二次面接(最終面接)で落ちることが多い
まずは基本的なことでつまずいていないと自覚してください
一次面接を突破しているあなた。一次面接では現場責任者から実務的な質問を受けるケースが多いです。
また、人事担当者による基本的な確認事項や人物像などがチェックされることもあります。
いずれにしても、一次面接をクリアしているという事は基礎的なことで問題になっていることはないと自信を持ってください。
一次面接で落ちることが多い人の場合、転職面接における基本的な姿勢が欠如していると判断されて不合格になっている人の割合が一定数存在します。
スキルや経験は十分だと判断されても、礼儀や意欲、また社会人としての基本的なマナーがなっていないと思われると普通に落とされます(これは本当です)
二次面接までこれたあなたであれば、少なくともこのような点での課題はないと考えてよいと思います。
ゴールはすぐそこです。落ち着いて自信を持って臨めば必ず良い結果に結びつきます。
二次面接(最終面接)の受け答えは基本的に一次面接と同じでよい
二次面接(最終面接)は、人事責任者やベンチャー企業では社長が担当することもあると思います。
しかしながら新卒の面接と違うのは、転職面接の場合は各面接のステップで多少の違いはあれど聞かれる内容にそこまで大きな差はないという事です。
一次面接と二次面接で、答える内容を変える必要はありません。
また、一次面接で答えたことがある内容だからといって、二次面接で変にアレンジしたり省略したりするとかえって逆効果になるケースがあるので注意が必要です。
志望動機などは、一次面接でも二次面接でも必ず聞かれます。
二次面接官は一次面接の結果のフィードバックは当然受けています。だからと言って志望動機を変えてみたいアレンジする必要はありません。
面接官はあなたの口から直接聞きたいだけなので、自分の言葉で丁寧にしっかりと話をすればよいだけです。
基本的なスタンスは一次面接と同じで問題ありませんので安心して下さい。
より経営や長期的な視点に立った質問は多くなる
二次面接(最終面接)はより経営に近いポジションの方が面接官を務めることが多いです。また、人事部の責任者クラスが面接官を務めることもあります。
よりジェネラルで経営に近い視点で面接質問を受ける可能性が高くなります。この点は一次面接とは異なるポイントです。
実務的な質問にはしっかりと答えつつ、ご自身の中長期的なキャリアプランや実現したいこと、または夢について話ができるようにしておくといいでしょう。
また、最終面接では入社意思や長期的に就業するつもりがあるのかについての確認をされることが多いです。
そのようなことを聞かれたときには、間髪入れずに前向きな回答をしましょう。ここで顔が曇ったり、一瞬動きが止まったりすると・・・・面接官は見ています。
わたしも入社意思が低いと判断されてリファラル採用枠であるにも関わらず不合格になって経験があります。
二次面接(最終面接)では面接官の立場をしっかり確認しましょう
最終段階の面接となると、現場責任者であれば役員クラスが対応することがあります。
確かに現場責任者ではありますが、細かい仕事の内容やチーム編成などについて聞いても会話は続かないでしょう。なぜならその方は会社の経営に近いポジションだからです。
人事部署の統括責任者が面接官であるケースもあると思います。その場合も同様です。
現場よりな話というより、中長期的な視点に立った経営戦略やタレントマネジメントなどの話題の方が中心になることがあります。
おススメなのは、二次面接(最終面接)が決まった時点で、面接官の情報(できれば部署と名前)を教えてもらって下さい。
それなりに有名な会社であれば、二次面接の面接官を務めるクラスの方であればインターネットに情報があることが多いです。
また、SanSanなどの名刺情報、SNSなどでも情報を見ることができます。
事前に面接官の顔と名前、仕事内容が分かっていると当日の面接に臨むときの心持ちが相当違います。
これは本当におすすめなので、是非試してください。面接の場で初めて顔を合わせる前に面接官の顔が分かっているだけで随分違いますよ。
事前に相手の仕事上の情報が分かっているだけで、的外れな会話や質問も未然に防ぐことができます。
事実私も毎回この方法を使っていました。
まさに一石五鳥位の価値があります(笑)
因みに、相手の立場を考えずに会話をすると、面接官からこのように判断されることがあります。
人の立場を理解せずに話をする人は、実際の業務でも同じことをするのだろう・・・
逆質問をうまく利用しましょう
転職面接では逆質問の機会が設けられることが多いです。
一次面接などの内容も踏まえて、あなたが応募企業のことをどれだけ理解しているか、また興味があるのかをアピールしましょう。
二次面接(最終面接)はこれまでの転職活動のプロセスの集大成です。
あなたがこの選考プロセスで何をどのように感じ理解しているのか、また入社すると仮定してどのような点が気になるのかということを面接の場で会話してみて下さい。
逆質問に関する記事はこちらです。
二次面接(最終面接)で落ちることが多いあなたにこんな質問
転職活動がうまくいかない時の対処法まとめ
ということで、各ステップごとの転職活動がうまくいかない原因と対処法についてご紹介しました。
今回のまとめです。
・職務経歴のブラッシュアップとカスタマイズも必要です
・経験やスキルにマッチした求人に申し込んむことで合格可能性が上がります
・社会人として基本的なマナーは抑えましょう
・最終面接では相手の立場をよく理解して話しましょう
・面接前に面接官の情報を入手しておくとよいことがあります
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