この記事で分かることはこんなことです
今転職活動をすべきなのか?
今回の内容は、転職を検討しようか迷っている方向けの記事です。
転職活動の期間については大体3ヵ月~4ヵ月程度の期間が一つの目安と言われています。
ただし、これは実際に活動をした期間(企業に応募するといった具体的な行動をした期間)です。
筆者は4ヵ月程度の転職活動期間を要しましたが、実際は半年、1年ともっと期間がかかる方もいらっしゃると思います。内定は縁結びと同じなので、あなたがどれだけ優秀でもその会社と「縁」がないと結ばれることはありません。
実際に転職活動をしてみると分かると思いますが、非常に大変です。体力的な面はもちろんですが、内定が中々取れないと「精神面」で辛くなってきます。
ご縁がないだけなのに、いわゆる「お祈りメール」を貰うと人間否定されているような感覚にどうしてもなってきてしまいます。
長期間内定がでない状態が続くと、焦燥感や疲れが出てきてしまい、転職活動自体に対するモチベーションを維持することが難しくなってきます。やはり、なるべく短期間で凝縮した転職活動を行い希望の条件で内定を掴めるに越したことはありません。
と、言うように転職活動は遊びではないので、やるならやる、やらないならやらない、と決めた方がいいと思います。
転職するならしっかりと準備をして環境を変え一からスタートする心構えを。転職は当面しないということであれば、現職にやりがいを見出すことに力を入れると状況は好転してくるでしょう。
そこで、現状(NOW)の自分は転職活動をすべきか否かについて、情報収集をしながら考えておいた方がよいと思います。
転職サイトに登録してみよう
そこでおススメなのは、まず転職サイトに登録してみることです。登録しすぎるとたくさんメールが来てしまうので、2つくらいのサイトで十分だと思います。
登録すると、あなたの希望条件に応じてシステムが自動判定した求人メールが飛んでくることになります。自らサイトで能動的に求人検索もできますが、一旦受け身で受信したメールをのぞいてみるだけでも情報取集はできます。(違う業界の求人もどんどんきますが、それはそれでトレンドとしてみるのは面白いです)
特にキャリア採用の場合は、一般には公開されていない【非公開求人】という求人があります。能力や適性が高いと思われる求職者にはそういった特別な求人が紹介されることがあります。
しかし、現時点ではそれはいったん置いておきましょう。閲覧できるのは公開求人のみです。
登録にはそれなりに自分の情報を入力しないといけません。まず、入力する意思があるかどうかで自分の転職意識が測れるのでチャレンジしてみて下さい。
あ、それめんどくさいな~。と思ったそこのお兄さん、お姉さん、これ以上は読んでも時間の無駄になるので、別記事をご覧下さいませ(^_-)-☆
一般公開の求人を見ることで分かることは以下のような情報です。
①会社名、会社概要
②求人の内容
③想定年収(かなり幅があります)
④予定勤務地
ここで大切なのは②と③、そして、どのような会社の募集が多いか。ということです。
特に②の求人の内容については、時代のトレンドが反映されていることが多く、これから企業が注力する分野の求人内容が見えてきます。
たまに、急な退職があって、その穴が社内人材でどうしても埋まらないために外部に求人している例もあるようですが、あくまで例外的要素です。
企業は勿論社内での配置転換によりポストを埋めることをまず考えますが、それでも転職市場がこれだけ活況なのは、人手不足や外部の知見が欲しい(知見もそうですが、自社にはない文化や新しい風を入れたい)ということに他なりません。
そういった視点で求人を何となく眺めてみて下さい。
現職とのギャップはいかほどか?
ここで、注意が必要なことは「想定年収」です。非常に幅が広く金額設定されていると思います。
一般的には、
・想定年収:300万円~700万円(能力に応じ決定)
・想定年収:600万円~
こういった記載が多いと思います。基本的には上限の金額のオファーがでることはないと思います。(少なくとも筆者の周りは私も含めてそうです)
大体目安としては平均値(中間点)くらいの金額で見ておけばよいと思います。
そうして求人内容を眺めると、何が見えてくるでしょうか?
あなたが転職したいと思える求人があるかどうか、なのです
その求人のどこに興味を持ちましたか?
想定年収は思いのほか高くないけど非常にブランド力の強い企業が多数求人を出しているわ
前から自分がやってみたかった仕事内容の求人が結構出てる!
今の俺の給料ってやっぱりすっごく低いんだ
今の私の職場って結構恵まれているのね~
反応は様々だと思います。
筆者が今回の転職活動にあたり、多くの求人とマッチしない項目がありました。
筆者はアカウント営業職(顧客選任対応型営業)を東京地区で探していましたが、アカウント営業職の募集そのものがほとんどなかったです。
これは地域的な問題と、時期的な要素も多少はあると思いますが、時代の変化ということも少し感じました。この部分の自分のスタンスと募集企業のギャップが埋まらず内定に至らなかったケースがあります。
実際はアカウント営業職の募集は筆者の転職活動当時はほとんどなく、直販のソリューションセールスのポジションとして現職に入社しました。
筆者がどうこうではないのですが、非常にシンプルな現実がそこにあります。
自分のやりたいこと、得意なことがあっても、その内容の求人が出てなければ能力を活かすには工夫が必要だということ。
つまり、転職動機や志望動機についても少し見直しが必要になります。とはいえ筆者は無職だったので転職は必須だったのですが、在職しながら転職活動をした方がよいと言われる理由の一つがこうしたところにもあります。
これは自力では変えようがない部分でもあり、こうしたギャップを認識することで、現状の自分の置かれている仕事環境について客観的な視点で見つめることができます。
恐らく100%自分は転職した方がいいと考える人の割合は多くないと思います。
現状の良いところもあれば、もう少し変えたい(改善したい)部分もある、という人が大半でしょう。後者の気持ちが強ければ転職活動への道を踏み出すことになるでしょう。
まずは基本的な情報収集が大切
ということで、ご自身の現状を知るという意味で転職サイトに登録してみよう。というお話でした。
意外と今の自分は恵まれているな~、と感じた方は無理して動かなくてもよいかもしれません。
しかし、現状は良くても中長期的に将来を考えると、現職に在籍し続けることがよいとは思えないと感じる方は、『タイミング』を見極めて転職を検討するとよい結果につながる可能性が広がでしょう。
まとめ
・自分のやりたいことに完全に一致する求人があるとは限らない
・転職サイトの求人内容を知ることは、現時点で転職すべきか否かの判断に役立つ
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