この記事で分かることはこんなことです
3つのポイントとは『志望動機』『自己PR』『過去の実績』
ブレない軸を持って転職面接に臨むことが大切
今回は私が面接の時の戦略として最も大切にしていたポイントをお話します。これがしっかりできると、面接で全くダメだったという事にはならないと思います。
そのくらい効果があるポイントです。その3つのポイントとは、このブログでも優先度高くお伝えしている
の3点です。それでは、なぜこの3つのポイントをリンクさせる(別の言い方をすると首尾一貫させる)と効果的であるかということをお話致します。
ポイントをリンクさせるという事は、各ポイント間に
共通の根拠
を持たせるという事です。共通の根拠を持たせることで、転職面接におけるあなたのスタンスがブレにくくなるということです。
それでは実際の内容に入っていきます。
面接官が最も知りたいポイント
面接官が知りたいことは至ってシンプル
実際に人事で面接担当をしている友人知人(東証一部上場企業や大手外資系企業所属)に聞くと、主に以下のポイントが知りたいという事です。
どうですか?驚くほどシンプルですよね。キャリア採用といっても、採用担当者の面接官が知りたいのは、
うちで働きたいとどれほど強く思ってくれているか、うちの会社に入った後に貢献してくれそうか?
ということです。
結婚を決めるときに誰しも思い描くであろう、相手は自分の事をちゃんと好きでいてくれるのか、結婚後によい家庭を一緒に築けそうか。
という事ととても似ていると思います。
ということで、このことをしっかりと理路整然と話ができればよいと思います。
知りたいことを『論理的』に話をしてくれるか
そして、どのような職種にも関わらず、どの企業でも必ず採用評価基準の大切な要素としているのが、『論理的思考』『論理的に話ができるか』ということです。
中途採用の選考基準の項目にわざわざ明記している企業も少なくありません。
私の仲の良い外資系の人事担当者は、このポイントさえしっかりとした根拠を持って話ができれば、採用すると言っていました。(でも実際あまりできている人って思いのほか少ないんだそうです)
上のアンダーラインの部分。とても大切です。
簡単なようで、みんなきちんとできていないのです。
なぜでしょうか?
『事前に準備していないから』です。もっというと、
『整理できていないから』です。
だから、整理して準備しましょう。正しくやる気を持って取り組めば、必ずできます。
志望動機はどれだけ相手のことが好きかということ
志望動機を要約すると、
なぜ私は御社に応募しようと思ったのか、その理由は〇〇〇だからです。
ということになります。
そしてこの『〇〇〇』というところが大切です。
〇〇〇のところは、やはり今まで培ってきた経験に基づいたこと、またはその経験からより発展させていきたいという事が良いです。
つまり、このような形です。
御社は大企業向けの会計システム・生産管理システムのメーカーとして業界でも高いシェアを持っていらっしゃいます。
これまでの経験を活かしつつ更に生産管理業務の勉強もしつつ大企業向けに大きなシステムの提案ができる仕事にチャレンジしたいと思っています。
もう少しかみ砕いてみると、
・私はもともと経理システムの販売系経験がある。(私はxxxが好きです)
・御社は経理システムのメーカーである。(あなたは私の好きな×××です)
・生産管理システムまで持っている。(さらに△△△まで持っている)
・更に顧客は大企業が中心であり、チャレンジができそうな土台だ揃っている。(その上〇〇〇であり、もっと好きになりそうだ)
中々ここまできれいな動機になる自分の経験や相手企業のプロフィールもないかもしれません。
しかし、志望動機だけでもこれだけの根拠があれば説得力が出ると思います。
自己PRはあなたの仕事に対する姿勢や強み
仕事に対するアピールポイントを通じてあなたというキャラクターを知ってもらうために自己PRを用意しましょう。
自己PRはあなたが仕事を通じて養ってきた強みやポリシーを表明する時間です。自己PRを通じて応募者の仕事に対する考え方や姿勢が分かります。
採用企業側としては、応募者の仕事に対するPR内容を見て自社が求める人物像であるかの判断基準になると思います。
無理に作り変える必要はありませんが、自己PRはある程度相手企業の求める人材像にマッチした内容に越したことはないと思います。
例えば、チームワークや組織単位で仕事を進めるのが得意な人を企業側が探しているとします。
あなたが営業成績は抜群で単独で仕事を進めることが得意、ということであれば企業の求める人物像からは外れてしまいます。(もちろん、そのような方を求める企業もたくさんあります)
また、これまでの営業活動を通じて、経営者層に対する課題解決型の提案経験を積んでおり、経営者がどういう視点で会計システムの導入を決定するのかという知見を養っています。
この経験は、御社がターゲットとされている大企業向けの提案活動にも活かすことができると考えております。
志望動機をしっかりと肉付けする自己PRを用意することで、志望動機の説得力と信ぴょう性が高まったと感じませんか?
応募企業に対する志望動機を持つに至ったこれまでの経験を踏まえたPRしましょう。
採用担当者の目線として、なぜあなたがその企業を志望しているかということが論理的に納得してもらいやすくなるはずです。
過去の実績で自己PRに説得力を持たせる
面接でかなり聞かれる可能性が高い質問、それが過去の実績です。
あなたのこれまで手掛けた仕事の中で一番だと思うことについて教えてください
このような聞き方をされることが多いです。
自己PRではこれまでの経験を通じて醸成されたあなたの基本的な仕事のスタイル、考え方などを伝えることになるでしょう。
面接官はあなたの話を聞いて、自社の求める人物像と合いそうか、所属部署の中でうまくやっていけそうか、色々な事を考えます。
そして、あなたが配属先部署で活躍してくれそうかというところを印象付けるポイントがこの『過去の実績』です。
過去の実績もできれば応募先企業の職務内容に近しいものが望ましいでしょう。
ドンピシャでなくても、エッセンスくらいは加えておきたいものです。
その活動の一環として中小企業〇〇振興会の会員企業に加盟しており、地域の中小企業の経営層の方々との人脈を構築する一方、振興会の幹事なども担当しながら自社製品の啓もう活動を行っておりました。
ある時、その振興会の中核企業に弊社の会計業務パッケージを提案する機会を頂き、無事受注に至りました。
お客様には最低限の費用でシステム導入させて頂く代わりに、導入事例の作成にご協力を頂きました。その導入事例が評判となり、その後3年間で当該振興会の会員企業のうち10社に弊社の製品をご採用頂くことができました。総額で〇千万円の受注となり、社内のMVP賞を獲得することができました。
3つのポイントがリンクしていれば面接は乗り切れる
以上、3つのポイントに触れましたが、改めて内容をまとめでみると、面接官が当たり前のようにあなたにインタビューしたいことは以下の内容となります。
面接が進行していくと、より深い質問や面接官が疑問に思ったことなどが更に質問されていきます。
しかしながら、それらの質問の多くは今回の3つのポイントの変化形、あるいは応用版だとイメージしてみて下さい。
あなたは、今回の3つのポイントを自分の中で論理矛盾がないように組み立て、それを基に答えていくことがシンプルかつ効果的な面接での受け答えとなるはずです。
少し応用的な質問が来たとしても、3つのポイントに立ち返りながら受け答えをするように意識するとよりよい面接の場になるでしょう。
論理矛盾がなければ厳しい突っ込みをされる場面も減るので、あなたが焦るようなことにもなりません。
矛盾点ばかりつつかれてしまう、針のむしろの上に座らされるような面接は勘弁してほしいですもんね(笑)(私も経験あり)今回の記事のイメージはこのようなものです。
変化球的な質問を頂いても、3つのポイントをうまく組み合わせながら落ち着いて受け答えができるように練習してみて下さいね。
過去こんな記事も書いています。
まとめ
・志望動機を肉付けする自己PR、さらに自己PRを証明する過去の実績を用意する
・3つのポイントに論理矛盾がなければ、転職面接は一貫性があるものに!
・その他の質問も、3つのポイントを活かしながら答えていきましょう
皆さまが天職に巡り合いますように
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