まさか、こんなタイトルの記事を書く日が来るとは・・・
転職をサポートするブログなのに・・・
緊急事態宣言がついに発令されました。
今後の私たちの生活はどのように変化していくのでしょうか?
こんな時ほど焦らないために、今後の転職市場に対する予測を記事にします。
緊急事態宣言が出された後の日本経済はどのように進むのか
安倍政権は矢継ぎ早に経済対策の断行を表明しました。
100兆円を超える経済対策を実行しても、なお経済の委縮はしばらく続くと予想します。
実際に企業で勤務している皆さんであれば、自社や取引先などの動きを見ればかなり慎重な動きになっていることを肌身に感じていらっしゃるでしょう。
緊急事態宣言の発令が対象としている期間は約1カ月間です。
もしこの期間が功を奏して、新型コロナウイルスの罹患者が大幅に減少傾向を示したとしても、経済に対する本当の打撃はここから続いていくと予想します。
恐らく向こう3カ月~少なくとも半年は、これまでにないほど極めて厳しい経済状況が続くでしょう。
倒産や失業が増えるのは5月以降
中小企業や個人事業主にも補償するという政府方針ではありますが、4月分に発生した費用の支払いは5月以降に迎える事業主がほとんどです。
実際のキャッシュアウトが発生するのが、つまり5月以降となり元々自転車操業の企業は4月の収益がほとんどなければたちまち資金繰りに窮すことになります。
本来はこういう時こそ金融緩和してほしいと思いますが、金融機関からの資金借り入れの審査も一層厳しくなることでしょう。
5月以降に不渡りが発生し、黒字倒産する企業も増えてくるはずです。安倍政権にはこうした事態に備え、政治手腕を発揮して頂きたいです。
このスパイラルがどこまで続いていくかが今後非常に懸念される一つのポイントだと思います。
新型コロナウイルスで命を落とす人よりも、経済的な困窮から命を絶ってしまう人が多くなると既に色々なところで言われています。
なるべくそうならないように、みんなで助け合っていきたいですね
転職市場はどうなる?
ここまで書くと答えは明白なのですが、転職市場の求人も落ち込むことが予想されます。
このタイミングを逆にチャンスと捕らえられる人、すぐにでも転職した方がよい事情がある人は転職活動を進めてもいいと思います。
逆にライバルは少なくなっているかも知れません。
しかし、世界経済全体の停滞がいつまで続くか予測ができないため、企業側の求人数は全体的にマイナストレンドになるでしょう。
結果として、ここ数カ月間は転職活動の準備は進めても、今の会社に在職しつつ様子見することがよいというのが私の意見です。
転職しないほうがいいワケ:①成果が出しにくい可能性がある
今年は特にですが、確実に企業の投資が減ります。
転職したばかりの時期はただでさえ仕事に慣れるのに時間が掛かるのに、仕事全体の量が減ってしまうと成果を出すための難易度は上がります。
特に営業系の職種希望の人は、顧客が投資を控えるとなるとどうしても成果が出しにくい状況になってしまいます。
また、テレワーク中心の勤務体制であれば、コミュニケーションの難易度も上がります。色々と工夫が必要になります。
転職しないほうがいいワケ:②試用期間のワナ
一般的には3ヵ月程度の試用期間を設定している企業が多いです。
通常の場合であれば、試用期間中に解雇されることはよほどのことがない限りありません。
第十六条 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。
このように、日本企業の雇用は法律によって守られています。
基本的に立場の弱い被雇用者を守るための法律が整備されています。(この点が日本の人材流動性のブレーキにもなっているのですが・・・)
しかし、合理的な理由がある場合は除外されるという点は少し注意が必要です。
試用期間とはいえ採用した以上、正当な理由がなければ解雇できないのが決まりです。正当な理由としては、会社の著しい経営不振や経歴詐称、無断欠勤を繰り返す、業務に必要な技能が著しく不足している状況などが考えられます。
このように、会社の業績が急激に悪化するケースにおいては、試用期間中の解雇の可能性もゼロではありません。
試用期間中はやはり正社員と比べて雇用面で不安定であることは事実です。
このような経済状況の中では、これまで業績が安定していた企業も早晩業績が急激に悪化する可能性があります。
業績が悪化した時に経営者が考える一つの業績回復手段の一つとして『解雇』による固定費用の削減が挙げられます。
解雇が検討されたときに白羽の矢が刺さりやすいのは、試用期間中の社員でもあります。
この時期の転職には、通常時よりもそうしたリスクがあるということは理解しておいた方がよいかもしれません。
外資系企業はリストラ旋風が吹き荒れるリスクも・・・
先日衝撃のニュースがありました。
米国、2週間の失業者1,000万人に
新型コロナで経済活動停止
アメリカ合衆国の失業者が2週間で1,000万人に増加したということです。
欧州でも新型コロナウイルスのダメージは深刻なため、日本に進出している外資系企業の本国各社では相当なダメージがあるものと推察されます。
特に米系企業はドラスティックにリストラするのは日常茶飯事です。
本国でも雇用が全体的に不安定なことを考えると、グローバルで一律解雇を行う可能性もあると考えられます。
業種にもよると思いますが、外資系企業にこの時期に転職するのは筆者としてはあまりオススメできません。
外資系のリストラはある日何の前触れもなく突然やってくる可能性があるので、この1年位は何があってもおかしくないと考えておいた方が無難です。
ヘタに経歴を汚すことにもなりかねないので、こうしたリスクも考えながら慎重に判断して頂ければと思います。
非常時ほど落ち着いて行動しましょう
新型コロナウイルスと転職市場(転職活動)について思うところを綴ってみました。
東京・大阪をはじめとする緊急事態宣言の対象地域にお住まいの方は気もそぞろかと思います。
ネット上にも色々な意見が・・・
コロナの前に退職、転職活動もコロナで自粛で無職。こーゆー方には何も救済なしですか?#現金給付
— SK22 (@yyss634) April 3, 2020
現金給付金に文句言いたい人はこちらに。
例えば現在無職で転職活動中の人は現金給付20万円の対象外になりそうなので現状コロナが原因で求人がない、面接も受けられない等訴えると良いと思います。 https://t.co/qq7OM3xACM— マレウス貯金 (@kyu_9_bako) April 3, 2020
例えば現在無職で転職活動中の人は現金給付20万円の対象外になりそうなので現状コロナが原因で求人がない、面接も受けられない等訴えると良いと思います。
今回のコロナ禍で、友人の中には「会社がリモート施策を進めず、コアタイムも廃止しない。社員の命を軽んじる会社に愛想が尽きた」と転職を決めている人が出てきている。「仕事の価値ってお金だけじゃないと痛感した」とも。未曾有の事態に企業も試されている。
— 吉川慧/Kei Yoshikawa (@dong_po_rou) April 2, 2020
働き方、人生を見直すキッカケにもなっているようです・・・
他にもこんな意見が。
1年前に転職した夫
今回のコロナで会社は大打撃
「減給かクビでもいいよ。またイチから頑張ろうね」なんて冗談半分で話してたの。
そしたらさっき
社長から全体メールが…「仮に半年利益ゼロでも、君たちの給与は保証する。新人のクビも切らない。一緒に乗り越えてほしい」
夫婦で社長に惚れた
— ぱるこ🐨在宅ワーク強化月間🔥 (@parukoaraaaa) April 2, 2020
「減給かクビでもいいよ。またイチから頑張ろうね」なんて冗談半分で話してたの。
そしたらさっき
社長から全体メールが…
「仮に半年利益ゼロでも、君たちの給与は保証する。新人のクビも切らない。一緒に乗り越えてほしい」
夫婦で社長に惚れた
素晴らしい社長ですね♥
世界は戦後最大の脅威にさらされていると思います。もうすでに人災の域ではありますが、こういう時ほど落ち着いた行動が功を奏するはずです。
ムリせずに今できることを着実に進めていくことで、明るい兆しが見えてくるはずです。
転職活動も、じっくりと腰を据えて取り組まれることをオススメします。
明けない夜はない、きっと出口が見えるときが来るはずです
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