チキ@あなたの転職助け隊です♥
転職面接では特に現場クラスの責任者から聞かれることが多いこの質問。
ウチに来たらどんな仕事をやってみたいですか?
今回はこの質問について掘り下げてみます。
いつものように、当然ながらこの質問には色々な意味があります。それでは見ていきましょう。
- この記事で分かることはこんなことです
- 転職してやりたい仕事はどのタイミングで誰に聞かれるのか?
- やりたい仕事を聞く理由:①仕事のイメージが明確であるか
- やりたい仕事を聞く理由:②ビジョンや目標があるか
- やりたい仕事を聞く理由:③長期的に就業してくれる人材であるか
- やりたい仕事を聞く理由:④実際の業務とのギャップが大きくないか
- やりたい仕事の答え方:⓪相手の質問の意図をくみ取ってください
- やりたい仕事の答え方:①自分のスキルや経験を応用する
- やりたい仕事の答え方:②企業研究・退職理由を基に組み立てる
- やりたい仕事の答え方:③役職ベースでの答え方はNG
- やりたい仕事の答え方:④可能であれば質問してみて下さい
- 【転職面接】やりたい仕事について教えてください まとめ
この記事で分かることはこんなことです
転職してやりたい仕事はどのタイミングで誰に聞かれるのか?
この質問の多くは、転職面接の最初のステップで聞かれることが多いです。具体的には現場担当者や責任者が登場する面接のタイミングです。
参考までに一般的な転職面接のフローです。
聞かれるタイミングとしては、面接の中盤から後半にかけてだと思われます。
前半であなたの経歴やスキルについて確認をした後に、その経歴やスキルの活かし方という観点で問われる流れが多いでしょう。
基本的にこの質問を頂くというのは『脈アリ』です。
お試しで聞くような質問でもないですし、この質問が出る前にはそれなりにしっかりとした面接が展開されていると考えてよいと思います。
その理由も含め、以下質問の意図を探っていきます。
やりたい仕事を聞く理由:①仕事のイメージが明確であるか
この質問をする立場の人なら、ほぼ100%気にしている項目です。
ズバリあなたが転職してきてから、仕事をするイメージがどのくらい固まっているのかを知りたいのです。
モヤ~っとしたイメージよりも明確なイメージを持っていた方が、仕事に慣れるまでのスピードはやはり速いです。
あなたがどれだけ、応募した求人内容について理解・想像ができているのかを具体的な言葉で知りたいというのが大きな意図となります。
事前に求人の内容、企業情報について確認をし、転職面接前にイメージを膨らませて臨むことが重要です。
やりたい仕事を聞く理由:②ビジョンや目標があるか
やりたい仕事の内容がビジョンや目標が反映されているかという点も重要です。
ただ目の前にある仕事を漫然にこなすのではなく、応募者であるあなたが描いているビジョンや、転職先で実現したい目標・目的などについても面接官は知りたいと考えています。
あまりに大きな夢を語る必要はありませんが、やりたい仕事を通じて達成したい目標や得たい経験はどのようなものなのかという事について問われている可能性があります。
やりたい仕事を聞く理由:③長期的に就業してくれる人材であるか
実はこの視点で聞かれるケースも多いです。
現場責任者の観点もそうですが、特に人事担当者からの質問であれば、あなたが長期的に就業してくれる人材であるかを確認したいという意図が強いと考えて下さい。
あなたの返答の内容が、あまり深く考えていないような抽象的な感じであったり、行き当たりばったりな感じであると要注意です。
この応募者は将来的なことまで考えていなさそうだ・・・
と判断される可能性があります。
やりたい仕事を聞く理由:④実際の業務とのギャップが大きくないか
あなたがやりたい仕事を答えたからといって、転職後に100%理想の仕事ができる環境になることはまずないと思っていた方がよいです。
しかし、転職するなら希望する業務に限りなく近いことが理想的だと思います。
採用側である面接官も同様の事を考えています。
入社してくれる以上は、応募者の希望に沿うポジションを割り当ててあげたいと考えるのが通常の企業の考え方です。(一部ブラック企業を除く)
とはいえ、あなたの希望する業務が実際に担当する業務とあまりにもかけ離れている場合は、入社後のギャップが大きく、すぐの退職に繋がるケースがあります。(これ、実は本当に多いことで、応募者・採用者双方にとってよいことではありません)
そうしたギャップを確認する目的で質問をされる可能性があります。
実際の担当業務があなたの希望とは埋まられないほどにギャップがあるのであれば、その企業に転職することは筆者はオススメしません。
後々、必ず苦しくなります・・・
次に、どのように答えたらよいか、考えてみるよ★
やりたい仕事の答え方:⓪相手の質問の意図をくみ取ってください
基本的にあなたの中で転職先でやりたい仕事のイメージが固まっているのであれば、それを素直に答えてもよいでしょう。
しかし、面接官の質問の意図に『しっかりとミートさせる』回答であるほうが、さらに相手のあなたに対する理解や評価は高くなります。これは間違いありません。
では、そのためにはどうすればよいかというと、
面接官の質問の意図をくみ取り、それに即したエッセンスを回答に加えて下さい
意図をくみ取る(予想する)ことができれば、後は以下のエッセンスを加えて具体的に回答を行うとよいでしょう。
やりたい仕事の答え方:①自分のスキルや経験を応用する
これは、転職面接の答え方としては基本の『き』となる答え方です。
あなたのこれまでのスキルと経験を転職先でどのように活かし、貢献できるかという視点でやりたい仕事を語りましょう。
この経験とスキルを活かして、★★のような仕事に携わりたいです
という具合です。
あなたがキャリアの中途採用者として、具体的にどのように即戦力として組織に加わることができるのかという最も王道かつ、答えなければならないポイントです。
なぜなら、この場は、
キャリアの転職面接だからです
やりたい仕事の答え方:②企業研究・退職理由を基に組み立てる
自分が現在実現できておらず、転職先で実現したいという『希望』ベースの話し方です。
例えば中小企業から大企業に転職することで、大企業の体力でないと手掛けられない案件や世の中にインパクトを与える仕事に携わりたいというようなことが含まれます。
応募先企業の研究が進んでいれば、どのような組織でどのような仕事(内容・規模など)を手掛けているかということについて、ある程度想像ができると思います。
そうした想像・想定を基に自分の実現したい仕事の内容を組み立てるというものです。
現職でなし得なかったことが、御社では実現できるという論理で説明ができれば、『前向きな退職理由(転職動機)』と応募先企業に向けた個別の『志望動機』が両立します。
そして、あなたの転職先部署での業務の想定が実際と近しい場合には、面接官に好印象を与えることになるでしょう。
私はこの答え方がスキです
やりたい仕事の答え方:③役職ベースでの答え方はNG
役職をベースに話をするのはやめておきましょう。
理由は2つあります。
『役職』という言葉にパワーを持たせるのは控えておきましょう。
特に、現職でなんからの役職についている方、また応募しているポジションが特定の管理職のようなケースであってもです。
役職を引き合いに出した希望職務であれば、マネジメントや責任者という要素が入ってくると思います。
実際にそのような管理業務に携わりたいと考えていたとしても、役職ではなく、『何を』『いつまでに』『どのような形で』実現したいのかということについて答えた方がよいです。
とはいえ、ミドルクラスの転職であっても、管理やマネジメント業務に携わることになるにせよ、応募した企業の事業そのものについてもしっかりと言及するべきです。
なぜなら、どのような業種・業態でもマネジメント業務というものは存在しているためです。
しかも抽象的な要素があるため、実際に担当する業務・製品やサービス・テクノロジーなどを踏まえた形で答えるように心がけてみて下さいね。
製品やサービスがそれぞれの企業のカラーであり、志望動機にもつながるからです
経理や総務、法務などのバックオフィス業務での転職を検討している方には当てはまらないと感じるかもしれませんが、実際に転職したら担当するであろう実務を見据えて具体的に回答するように意識してみて下さい。
やりたい仕事の答え方:④可能であれば質問してみて下さい
ちょっと高等テクニックなのですが、可能であればあなたの理解が正しいかどうか面接官に『質問』してみて下さい。
逆質問のコーナーがあるジャマイカ!
という声が聞こえてきそうですが・・・
そうですね。
面接でインタビューをされている時に急にこちらから『質問』するのは、イレギュラーなのかもしれません。
そういう時は、語尾を質問形式にせずに相手の答えを引き出すテクニックがあります。
例えば、
私の理解が間違えていたら教えて頂きたいのですが、私は御社のことを〇〇な企業だと考えておりまして・・・
このような『前置き』をして、自分の理解を伝えてみるという方法です。
今回の転職面接の質問を受けるまでに、ある程度面接官とコミュニケーションが取れていれば、このように質問の形式を取らない形で相手から正しい情報を引き出すこともできます。
このような話術を用いて、あなたの理解を伝えつつ面接官との認識にギャップがないように意識合わせをしながら『堅い』面接に持ち込むことも可能です。
【転職面接】やりたい仕事について教えてください まとめ
いかがでしたでしょうか?
まず、この質問を貰ったという事は、面接は順調です。
ココをしっかり外さずに確実に答えていきましょう。
大切なことは『具体性』と『将来性』です。合格はすぐそこ。焦らず的確に答えましょう。
・この中から、面接官の質問の意図を読み取りましょう
・具体的に的確に答えることと、面接官の知りたい答え方で返答をしましょう
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