この記事で分かることはこんなことです
『素の自分』で転職面接に臨むべきだという考え
自分を飾りすぎると入社後に苦労するとよく聞くけれど・・・
転職面接に臨む方の多くはこのような話を耳にしたことがあると思います。
面接で自分を立派に見せすぎると入社後に苦労をする
これは、本当の話だと思います。まったくやったことがないことを実績として語ることはやめた方がいいです。遅かれ早かれすぐにバレてしまいます。
転職面接でウソをつくことはよくないです。
とはいえ、脚色はしている人が多いのもまた事実。面接官も想定の範囲内ですが、論理的に受け答えができれば面接としては成立します。
いずれにしても、入社後に苦労しないような形で転職面接に臨むことが大切です。
ありのままの自分=転職準備をしない ではない
ありのままの自分というとどんなことを想像するでしょうか?仕事が終わって家に帰ってご飯を食べたり、家族と話している姿はありのままかもしれませんね。
転職面接において、ありのままの素の自分で受験した方がよいと考える人もいます。
果たしてそれで満足いく結果が得られるでしょうか?
答えは残念ながらNOです。
ありのままの自分はとても大切だと思います。しかし、転職活動全般において、ありのままの自分だけで評価をしてくれる会社はないと心得た方がよいでしょう。
ここでお伝えしたいのは『ありのままの素の自分』では『ダメだというわけではない』ということです。
ありのまま=転職活動の準備をしない という構図では転職活動はうまくいかないということです。
勉強がとても得意な人でも、勉強しなければ試験でいい点は取れません。
重量挙げが得意な人が、準備無しで水泳大会に出ても恐らく勝てないでしょう。
ありのままのあなたはとても素晴らしいと思います。しかし、素晴らしくても一定の準備をしなければ希望の転職は実現できないでしょう。
しかし、ありのままの自分を活かし、転職面接を突破する方法はあります。
本当にありのままで臨むと転職面接に失敗するワケ
非常に初歩的なことを今回の記事では書いていますが、本当に準備無しでありのままのあなたを出そうとして面接に臨むと失敗する理由はいくつか(いくつも)あります。
ありのままの良いところが伝わらないから転職面接で失敗する
家族や友人との雑談であれば、時間に制限もなくありのままのあなたが相手に伝わるでしょう。
しかし、転職面接の時間は有限です。有られた時間の中で企業と応募者のマッチングが図られます。
つまり、無駄な時間があってはいけないという事になります。
何も準備をせずにありのままのあなたを伝えようとすることは非常に難易度が高いです。
結果ありのままのあなたの良いところが伝わらず面接が終了することになります。
これが直接的な転職面接を突破できない理由となります。
このブログでは何度もお伝えしている通り、転職活動は準備が命です。
まずは、職務経歴の棚卸から取り組んでみるとよいでしょう。
職務経歴の棚卸に関する記事はこちらです。
筆者もありのままで受験して失敗したことがあります
かくいう筆者もこれまでの転職面接で、ありのままに近い状態で受験して失敗した経験があります。
最新の転職活動を始めた時に、元々在籍していた日系の大手IT企業を受験した時です。
推薦まで受けて受験したにも関わらず、結果は撃沈でした。
これまで在籍していた会社なので、ありのままで受験した方がいいと思って受験した結果でした。お膳立てがあっても転職面接は落ちることがあるのです。
その時の失敗談がこれです。
転職準備をするからあなたのありのままが伝わる
逆のように聞こえるかもしれませんが、しっかりとした転職準備があってこそあなたのありのままの良い部分が伝わるのです。
転職活動の準備に関する情報は世の中たくさんありますし、それを支援してくれる転職エージェントもいます。
しかし、実際にどのような方法で準備をするかを考えるのは他でもないあなた自身です。
あなたの選んだ準備の方法や過程にこそ、あなたらしさがでます。
転職面接を受けた後にお礼のメールを送るかどうかについてもあなたらしさが出るのです。
ありのままのあなたの良いところを『いかにして』知ってもらうのかということを考えましょう。それが転職活動の大切な準備だといえます。
転職活動全般の準備、転職面接における面接対策は、限られた時間の中であなたのありのままを知ってもらうための最強の方法だということを忘れないでください。
ありのままのあなたで転職面接に受かる方法
ありのままのあなた、よいところ、そうでないところ
この記事では転職活動には準備が必要だと書いてきました。しかし、実際の面接の場ではどうしてもありのままのあなたが出るところがいくつもあります。
ありのままのあなたは、あなたが気が付いていないところ
素の自分というのは、意外と自分では気が付いていないところです。
よって、まずは素の自分がどのように見えているかということを把握することが大切です。
是非、身近な人や転職エージェントなどのあなたらしさについてインタビューしてみて下さい。
あなたらしさには、上に書いたように相手に良い印象を与えるものとあまりそうでないものがあります。
あなたが、あなたとして良いと感じたあなたらしさをしっかりと面接で発揮しましょう。
笑顔が得意であれば、思いっきり笑顔で面接に臨んでみて下さい。
ありのままのあなたを活かし、相性の良いご縁を手に入れてください
転職面接で自分をいつわる必要はどこにもありません
ありのままのあなたの良いところは、あなたの入社すべき会社の採用面接官にはきっと届くはずです。自信を持って面接に臨みましょう。
逆に何とかして入社したいという焦りに駆られて、必要以上に面接官に迎合する必要はないです。
世の中たくさんの会社、たくさんの人がいます。ありのままのあなたらしさが好意的に映る人もいる反面、そうでない人もいます。
そうでない人(会社)とは、スキルや経験がマッチしていても内定はでません。
好ましくないクセやしぐさなどは矯正すべし
あなたの素のままでよいところが面接官に伝わると、自然と面接の雰囲気は良くなっていくものです。
是非実際の面接でその空気の変化を感じてみて下さい。
反対に、ありのままの自分であまりよくないクセやしぐさってありますよね。
筆者の場合だと、
『猫背』だったり、『え~、あの~』とかが多いこと
だったりします。こういった点は、なるべく意識的に矯正して面接には臨んでいました。
自分らしさのよいところはしっかりと相手に伝わるように、そうでないところは不快な印象を与えないように意識しましょう。
ご自身をしっかりと高めて転職活動を進めることができれば、きっとあなたにピッタリな企業をご縁が結ばれるはずです。
まとめ
・本当にありのままだと失敗する
・ありのままの良さが伝わるように『準備』することが大切
・必要以上に自分を偽らなくてよい
・ありのままのあなたが伝われば転職活動はうまくいく
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