この記事で分かることはこんなことです
リファレンスチェックってご存知ですか?
転職エージェントもあまり教えてくれないリファレンスチェックとは
この言葉を聞いたことがある人はどのくらいいるでしょうか?
簡単にいうと、あなたの日頃の勤務態度について、転職先から前職(在職の場合には現職)に問い合わせをすることを指します。
ちょっと恐ろしいですね・・・
全ての会社で実施されるわけではありません。もちろんチェックの前には応募者(あなた)に事前の確認があることがほとんどです。
そして、なぜだか転職エージェントはあまりその存在を教えてくれません。それは私も以前から疑問に感じています。
リファレンスチェックはどんな企業で実施されるの?
外資系では実施されることが多いです。特にそれなりのポジションや待遇で入社するとなると実施される可能性は高くなります。
国内企業ではあまり聞きません。しかし、実施されることがないとは言い切れません。
また、同一業界で転職する場合は、業界内の横のつながりがあるので、リファレンスチェックという名目でなく、日頃の付き合いを通した非公式的な場で実施されることがあります。
実際そういった例を私もいくつか知っています。
【怖い?】リファレンスチェックの目的や実施方法
リファレンスチェックは何のために実施されるのか
リファレンスチェックの目的は、『応募者の実態が書類や面接に沿ったものである』ことを確認することです。
例えば、経歴が違う、休職期間がある、など応募者が採用企業に伝えたくないことなどを知るために実施されます。
応募者が実際に入社した後に採用企業側と大きなギャップが生まれることを未然に防ぐ行為とも言えます。
書類や面接で大きな虚偽がなければ問題はないと考えていいでしょう。
リファレンスチェックではどういったことが聞かれるのか
実際のリファレンスチェックでは、このようなことを聞かれることが多いです。
根掘り葉掘り聞かれたということは一度も聞いたことがありません。
また、面接で聞きそびれたことを確認されるケースもあります。
しかしながら、実際は結構当たり前のことを聞かれた(まじめに会社に来ていましたか?)という内容がほとんどです。
必要以上に億劫になる必要はないと思います。
リファレンスチェックはいつ頃実施されるのか?
だいたい、オファーレター(内定)の出る直前であることが多いです。
内定が出ることを前提に、リファレンスチェックを実施しますということが採用企業からあなたに連絡があると思います。
リファレンスチェックの話が出たら、内定はほぼ堅いと考えてよいです。
内定まであと一息のところまで来ています。
リファレンスチェックは誰から誰に問い合わせるのか?
さて、ここは気になるところだと思います。
リファレンスチェックは、応募企業の人事担当者から、前職(現職)の上司に問い合わせがあることが多いです。
そう聞くと、転職活動中の皆さんは気が気ではないかもしれません。
リファレンスチェックは、あなたの許可なしに実施されることはまずないです。
だって、内定が出る前であなたはまだ現職に勤めているわけですし、退職していても採用企業の人事があなたの会社の所属部署に直接電話などするはずがありません。
実際は、実施前にあなたにリファレンスチェック先の候補を出してくださいと打診があるはずです。
したがって、リファレンスチェックに答えてくれる人は応募者であるあなたが選んでよいという事になります。
リファレンスチェックの対応は誰にお願いすればいい?
必ずしも、現在の職務の直属の上司である必要はありません。
むしろ退職することも知らない上司にそれを頼むべきではありません。(大変なことになります)
実際一番多いのは、以前所属していた部署の上司や先輩社員ということになると思います。
なるべくなら過去であっても『ライン上の直属の上司』はやめておいた方がいいでしょう。
結果的に一番多いのが、以前仕事をしたことがある先輩社員というケースになります。
応募企業には、現在でも以前であっても直属の上司は、転職活動をしているのが現職の企業で公になる可能性が高いので頼めない、とお断りを入れていいでしょう。
転職サイトには書いていない、何をお願いすればいいか
では実際あなたのリファレンスチェック先になってくれる心優しい上司や先輩には何を頼めばいいでしょうか?
リファレンスチェックでは、特別な事やあなたの面接で受け答えた詳細な内容が確認されることはありません。
あなたの勤務態度や会社の欠勤などに関することです。もし在職中に休職していた期間があったとしても、採用企業は特別な方法でそれを調査することはできません。
したがって、そういったイレギュラーな質問があっても当たり障りのないように受け答えしておいてもらうようにお願いすればよいと思います。
あくまで、休職などの期間中にあったことが、転職先で問題にならない場合だけと書いておきます。
変にあなたのことをほめたり持ち上げたりしてもらう必要はありません。
後は、あなたがどのような職務を転職先で担当するかは伝えておいた方が良いと思います。
思わぬフォローをしてくれるかもしれません。
会社を退職する間際でも、同じ職場の人にはこのようにお世話になることがあります。
日頃から感謝と思いやりを持って仕事をしましょう。
リファレンスチェックは電話で実施されるケースがほとんどです
実際のリファレンスチェックは、応募先企業の担当者から照会先に対して電話で実施されることがほとんどです。
照会先として対応してくれる上司や先輩に対しては、実際にかかってくる電話番号が分かれば事前に知らせておきましょう。
時間は本当に5分~10分未満です。
採用企業としては、リファレンスチェックであなたを落とすつもりはありません。
形式的に実施されるケースもあります。
また、外資系ではリファレンスチェックすることもされることも日常茶飯事です。
ですから、よほどあなたの日頃の勤務態度が悪くない限りは、変な受け答えはしないでしょう。
リファレンスチェックで転職面接が不合格になることはあるのか
これも気になる事だと思います。
これまでの記事で書いたように、リファレンスチェックは応募者を不合格にする目的で実施されるわけではありません。
よほどのこと(よほどのウソや悪評)がない限り不合格になることはないでしょう。
国内企業ではほとんどリファレンスチェックが採用プロセスで実施されることはありません。
外資系の場合は、出戻りや出入りも多いのでリファレンスチェックといってもそこまで問題になることはありません。
安心してよいとおもいます。むしろ、内定はすぐそこです。
私の受けたリファレンスチェックの場合
私は現在日系の大手IT企業に勤務しています。
現職に転職した時は採用プロセスでリファレンスチェックはありませんでした。
しかし、前職(外資系大手IT企業)に転職した時はリファレンスチェックはありました。
実施時期は役員の最終面接が終わった後でした。しかし私にはリファレンスチェックをしますよという案内は一言もなかったのです。
言われたのは、オファーレター(内定)が出たタイミングで、
チキさん(筆者)に内定を出します。あ、リファレンスチェックはしておきましたから。
ということで、ビックリしました。
私が転職した外資系企業は、転職前から付き合いがあった会社だったのです。
普通はこれまで書いてきた前職(現職)の人にリファレンスチェックをするのが正当なやり方なのですが、転職先の会社で私のことをよく知っている人に聞いておきました、との事。
世の中せまいですね。(というか、事前に教えてよ!)
という事で、こんな記事を書きながら私のケースはイレギュラーでした(笑)
まとめ
・しかし、不合格にすることが目的ではない
・外資系企業で実施されることが多い
・リファレンス(照会)先はあなたが選べる
・リファレンスチェックの打診があるという事は、内定はもう目の前にある
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