この記事で分かることはこんなことです
面接が終わるとすぐに結果が気になるもの
緊張してようやく終了した転職面接。面接が終わった後はぐったりしてしまうもの。
書類選考を通過するだけでも大変なのに、転職面接は平均2回程度実施される・・・
早く面接結果が知りたいと思うのは当然のことです。特に志望度の高い企業の結果を待つ間は非常にもどかしい時間が流れます。あなたのその気持ち、よく分かります。
その場で内定が出ることはまずないと思って下さい
たまに外資系企業の採用面接の場では、エグゼクティブクラスの面接官との面接が終了次第その場で内定(口頭内示)が出ることがあります。
でもこのようなケースが稀です。
外資系企業は、直属の上司が部下に対して強い人事権を持っていることが多いです。
それゆえに、その場で採用の内定を出すことが出来ると考えられます。とはいえ、基本的には合格通知は面接終了後になると考えていた方がいいでしょう。
合格した場合は面接実施当日に連絡が来ることもあります。
転職面接後に連絡が来ない 何日過ぎたら遅い?
筆者の経験と筆者の周囲に聞いたところでは、3日を過ぎると遅いと感じるという結論でした。
合否の連絡で一番遅い日数は7日(これは筆者です)でした。
さすがに7日間待たされるとたまったものではないです・・・
ということで、筆者の実測値でいうと3日以上連絡がこないと遅いと感じるようです。
転職面接数日たっても連絡なし 人事の現場では何が起きているのか
転職エージェント経由で応募している場合はエージェントにお任せしよう
転職エージェント経由で応募している場合、合否連絡もエージェントを通じて通知されることになります。
また、エージェントが故意に合否の連絡のタイミングを調整することは考えられません。
面接後数日たっても連絡が来ない場合は、エージェント経由で応募企業へプッシュしてもらうのが正攻法だと思います。
問題は個人で申し込みをした企業から数日たっても連絡がこない場合です。
実際に人事担当者に聞いた内容を基に、合否連絡が来ない場合にどのようなことが採用現場で起こっているのかについてご紹介します。
最終面接以外(一次面接など)で合否連絡がない場合
いわゆる一次面接の場合が多いです。転職面接はおおむね2回のケースが多いので、今回は一次面接終了後を想定しています。
合否の結果が来ないのはいくつか理由があるようです。
人事手続き上の遅れ
大企業であればよくありがちなのですが、実際に応募者の合否に関わらず合否通知の前には手続きが行われることになります。
この人事上の手続きが遅くなった場合、応募者への連絡が遅くなることもあります。
承認者(例えば人事部長など)の出張などの不在や連絡が取りにくくなることで遅延することは実はよくあることです。
ただし、この場合残念ながら『不合格』である可能性が高いです。
筆者も4日以上(正確には4営業日以上)待たされて受け取った通知が『合格』だったことはありません。
他の応募者の面接が終わっていない場合
実際これもよくあるみたいです。特に人気企業の場合は応募者も多いので、選考全体が長引きがちです。
企業があなた以外の応募者と面接する可能性は十二分にあることです。
実際あなたが月曜日に受験して、競合となるお相手の面接が金曜日であった場合、あなたへの合格連絡は最短で金曜日となります。
まともな企業であれば、ここらへんの都合も応募者への配慮がある場合があります。
しかしながら、スケジュール調整上このような状況になる可能性はあるということです。
他部署、他ポジションでの選考が検討されている場合
これは実際に私も経験したケースです。
どういうことかというと、あなた(応募者)が今回応募したポジションでは選考通過基準を満たさず不合格の判定になったとします。
しかし、会社としてはあなたに働いてほしい、別の部署ではニーズがあるかもしれないという理由で他部署で選考できるところがないか企業内部で検討している場合です。
筆者もリファラル採用(推薦枠)で受験した企業ではこのケースがありました。
結果としては合格しませんでしたが・・・・
私はこのケースで合否連絡を7日間待たされました。7日間立って不合格通知が来たときは予想はしていたものの落ち込みましたね・・・
その日はやけ酒した記憶があります(笑)
また筆者の友人は日系の大手IT企業からこのパターンで内定を得ました。
通常2回の面接のところ他部署を2回紹介され、最終的に同じ会社で5回面接をして内定を獲得したというパターンでした。
ちなみに、企業での検討過程はあなたに連絡されることはありません。(検討結果NGになるケースがあるため)
最終面接で合否通知の連絡が来ない場合
最終面接は一次面接や二次面接と比べると応募者にフィルタがかなりかかっています。
合格可能性としては、企業によりけりですがその前段階の面接より高まっている可能性があります。
その上で通知が来ないのはどういうケースでしょうか?
人事手続き上の遅れ
一次面接のパターンでもありますが、最終面接の方がこのケースは多いです。
なぜかというと、この過程で最終合否が決まるからです。次回の選考はありません。
一次面接と違うのは、あなたが『合格』していても連絡が遅くなることが普通にあります。
人事の手続き上、この承認プロセスに一番時間が掛かるからです。
手続きが終わって内定を出し、あなたが入社すると意思表示すれば本当にその会社で働くことになります。
それだけ重たい決定を行うわけですから、企業側も承認プロセスが長く複雑になるのは当たり前の事です。
不合格通知よりも合格通知が遅くなるパターンは最終面接の過程で発生すると言えます。
ライバルの応募者との比較に時間が掛かっている
採用予定人数が1名の場合、どんなに優秀な応募者が殺到しても採用合格は1人にしか出ません。
稀に予定外という事で2名以上の採用が決まることもあるみたいですが、よほど予算計画を柔軟に変更できる企業でないと厳しいでしょう。
大抵の企業は、採用予定者の人件費を予算として前期から計上します。
いい人がたくさんいるので全員採用したいと、承認プロセスを経て計上している予算を簡単には変更できない懐事情があります。
そのため、ライバルの評価があなたと拮抗している場合、純粋に評価に時間が掛かるケースがあります。
とはいえ、1週間以上かかることはあまりないと聞きます・・・
面接結果の待ち時間 どのように過ごすべきか
ということで、合否の連絡に時間が掛かるケースについてご紹介しました。
筆者の肌感覚でもそうですが、時間が掛かることはあまり良い結果につながるとは言えません。
それでも3日目、4日目の通知で合格がくることもあります。
最終面接終了後は、次回選考がありません。
最終面接後の連絡待ちの場合は、気楽に気長に待つしかありません。
むしろこだわりを捨てて他社の選考を進めることに集中すべきです。結果は企業しか知りません。
一次面接後の合否連絡待ちが個人的には一番待ち遠しいと思います。
実際、ライバルもあなたも素晴らしく評価が甲乙つけがたい場合は両者ともに合格を出すケースがあると聞きます。
次回選考がある場合の面接は、次回選考のより上位立場の面接官に選考をゆだねるという事です。
また、合否連絡が遅い場合に困る事の一つは、他社選考状況との兼ね合いです。
本命の会社の合否は早くほしいもの。
もしエージェントを利用している場合は、ここらへんの合否連絡のタイミングや日程調整等は十分相談しながら進めるとよいと思います。
転職エージェントを利用するメリットの一つでもあります。
では、平均的な合格通知にかかる日数はどのくらいか
今回は転職面接が終了した後の合否連絡が遅いと感じるケースについてご紹介してきました。
では、『通常』の合否連絡にかかる日数はどの程度なのでしょうか?
私の経験と、周囲の経験、人事担当者の話をまとめると、『2日』が一番多かったです。
実際は1日~3日位の分布で、平均が2.xx日というのが感覚値です。
まとめ
ということで、今回のまとめです。
・3日以上かかると遅いと感じる
・連絡が遅いのは残念ながらあまり良いサインではない(もちろん希望はある)
・最終面接とそれ以外では連絡の遅さも理由が違う
・転職エージェントを利用すると活動が進めやすい
コメント